2010年 03月 23日
あちこちで桜の開花が報じられるようになりましたね。 なのに札幌はまたまた冬に逆戻り、先日のお彼岸は暴風に雪まじりの悪天候で、 お墓参りに行っても、お線香に火をつけることも出来ないほどでした。 もう、ホトホト冬の写真撮るのいやンなっちゃった・・・ 今だけお花屋さんの店先を飾る彼岸桜を買って帰って、せめて春の気分を味わいます。 この淡い淡い桜色を生かすには、どう撮ったらいいのかな。 窓から光が差し込む時は、ガラスにシャカシャカしたポリシートを2枚重ねて貼って遮光したり・・・ 曇ってしまったら、バックに薄い水色の布を敷いてホワイトバランスを変えてみたり。 こういう工夫は楽しい時は楽しいのですが、なんかしゃらくさいなぁと感じることも(笑) あー早く外に咲く桜を見たいです。 で、この花をイメージして作った、和菓子 「彼岸桜」 以前、某菓匠の「スプーンで食べる桜餅」というゼリーを頂いたのですが、 その口当たりを、もう少し桜餅風にしっかりさせてみたら・・・と自分なりに作ってみました。 葛粉と寒天を練った生地に見え隠れするのは、桜餅でおなじみの道明寺(あのぶつぶつした餅米です) 中の漉し餡がうっすら透けるところに、彼岸桜の淡いイメージを重ねてみたつもりなのですが。 口あたりは葛餅のような、水饅頭のような、もちもちプルンとした感じですが、道明寺の食感もしっかり残っています。 道明寺を入れた生地と、桜の葉を刻み込んだ生地と二層にしたので、桜の葉のあの香りと塩気も楽しめます。 ちょっと変わった桜餅という感じでしょうか。 もうひとつ、こちらは正統派、練りきりで作った「染井吉野」です。 桜色に染めた練りきりを、ひとつひとつ木型で抜いて作ります。 この型は、桜の花びらの重なりがとてもデリケートに出るのが気に入っているんです。 愛らしい桜のイメージを損なわないよう、色付けも練りきりにしてはほんのりと。 桜の季節はまだ一ヶ月以上先の北海道、しばらくはお菓子で桜を楽しむことにしましょう。
by ayaya55a
| 2010-03-23 20:13
| 手作り和菓子
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