ふつうのコト

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2012年 03月 30日

雪の下から春が・・・    手作り和菓子 「雪の下萌」

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先日の森歩き。
まだまだ雪が多い中、南向きの斜面では雪融けが少し進んでいて、クマザサの緑がのぞいていました。
一冬を深い雪に埋もれて過ごすのに、雪の下から、真っ先に緑の葉を見せてくれるクマザサ。
その生命力に、いつも小さな感動を覚えます。




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これは、そのイメージで作った和菓子、「雪の下萌」です。

下萌というのは、普通は土の下から緑がのぞき始める様子をいうのですが、
これは雪の下からなので、「雪の下萌」。

小豆鹿の子に、淡雪羹を流しかけて残雪をあらわし、
緑の羊羹で作ったクマザサの葉をあしらいました。


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卵白を泡立てて寒天液を混ぜた淡雪羹は、固まり始めると、あっと言う間に固くなってしまいます。
それを手早く、ふんわり流しかけ・・・残雪の雰囲気を出すのも案外たいへん。
最後のいくつかは、もったりして、融けかかった雪だるまみたいになってしまいました(笑)
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by ayaya55a | 2012-03-30 23:08 | 手作り和菓子 | Comments(16)
2012年 03月 29日

春を待ちあぐねて


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白樺~、あおぞ~ら・・・♪
この写真を見て千昌夫の歌が浮かんだアナタ、
おそらく私と同世代かそれ以上でしょう(笑)

北国でも、大きく息を吸うと、フッと軽やかさを感じるようになってきました。
春の気配を感じたくて、いつもの森へ。




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水のぬるむ音が聞こえてくるまで、もう一息かな。
思いのほか雪が多く残っていて、春を待つ気持ちが先走りしてしまったけれど、
静かな森で過ごした、とても気持ちのいい時間でした。





撮影:3月26日    江別市 野幌森林公園
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4、TAMRON SP AF Di 90/2.8 MACRO
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by ayaya55a | 2012-03-29 23:04 | 自然 | Comments(0)
2012年 03月 26日

オホーツクの海に思いを寄せて   和菓子 流氷

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あれ、前回の記事で道東旅行は〆たはずなのに、何でまた流氷・・・?
と、お思いかもしれませんね。


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今日の流氷はこちら・・・和菓子の「流氷」です。
冬晴れの日、オホーツクブルーの波間に、白い流氷が砕け散る・・・
そんなイメージで作ったものです。
何年も前に小樽のガラス工房で買い求めたまま、使いこなせていなかった大皿に盛ってみました。



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青い海は錦玉羹ですが、冬の海の重たさを出すために、寒天だけでなく葛粉も加えて作ってみました。
口当たりも透明感も、普通の錦玉羹とは少し違って、とろみがあるというか、柔らかな感じ。
氷に見立てたのは白い淡雪羹。口の中でふんわり儚く消えます。



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海明けという言葉、流氷に縁のない地方の方にはなじみのない言葉ですよね。
これは、流氷が離岸して、船の航行が出来るようになる時のことを言います。
ガラスのお皿の大胆な気泡が、なんだか海明けの雰囲気みたいかなと。

オホーツク海の海明けも、もうまもなくです。
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by ayaya55a | 2012-03-26 23:58 | 手作り和菓子 | Comments(12)
2012年 03月 24日

帰りの道すがら


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スノーシュートレッキングで汗をかき、知床の雪原を満喫した後は、
もう帰路につかなければならない時間になりました。
網走駅まで運転しながら目に入る、見渡す限りの流氷野。
流氷も、今季はこれで見納めです。

ああ~、肺の中まで青と白に染まりそうだ。
いい旅だったな、明日からまた札幌で忙しいけれど、これで頑張れる。

・・・などと、少しずつ精神的に旅のマトメに入っていくわけですね(笑)




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この日はきっと素晴らしい夕暮れだろうけど、
札幌行き特急列車の最終が17時18分発なので、ゆっくり見ることはできません。
そんな私の行く手に、まるで空からの贈り物のように光彩が。

付記:これは幻日という現象でした。ご教示ありがとうございました。



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雪野原のむこうには凍結した濤沸湖。
暮れようとする太陽と光彩が織りなしてくれた、ほんのつかの間の光景でした。



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その後、海沿いの道を運転しながら、ちらちら振り返ると、
流氷が、知床連山がどんどん薔薇色に染まっていく・・・もう気が気ではありません。

・・・あああ、この光景をゆっくり見られないなんて!
迫る列車の時刻を考えたら、とても撮影なんかしてられないのだけれど、
何とか見晴らしのいい所で一枚だけでも・・・
と、北浜駅に車を突っ込み、展望台に駆け上がって撮ったのが、これ。




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レンズ交換だとか一切する余裕もなく、ささっと撮って、泣く泣くすぐまた網走に向かいます。
後ろ髪引かれるとは、まさにこのことです。
まぁ、また来年も来ればいいじゃない・・・と山々や流氷に言われているかのよう。
こんな心残りもまた、旅の味わいの一つなんでしょうね。


ちなみに、レンタカーを返却して、網走駅にゼーハー飛び込んだのは、発車ギリギリ2分前。
駅構内で注文してから作ってもらう駅弁「流氷三昧」(カニ、いくら、ウニの豪華三種盛り)を
毎年楽しみにしているのですが、それを買うヒマもありませんでした。
来年はぜったい食べます(笑)






撮影:1枚目 斜里郡 斜里町、    2、3枚目 斜里郡 小清水町 、   4、5枚目 網走市 北浜  
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4



  
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by ayaya55a | 2012-03-24 23:04 | 道東 | Comments(14)
2012年 03月 22日

青と白に染まる中で   


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朝-23度だったこの日も、日中はポカポカ陽気の-7度(笑)。
目もくらむような快晴の中、知床連山がくっきりと姿を見せました。


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この日が道東最終日でしたが、行動派の私、
こんな日こそ大自然の中で思い切り身体を動かしたい!
・・・ということで、雪原をスノーシュートレッキングです。
雪原の向こうは流氷の海。


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振り返れば知床連山。
絵にかいたような広大さで、ともかく気持ちがいい。


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ここで私が海に向かう断崖にたどり着いたら、ものの1分もしないうちに、
するすると子鹿が現れました。
昨年出会って感激した情景に、まさか今年も出会えるとは・・・


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小鹿はほんの一瞬現れただけで、すぐ消えてしまい、再び現れることはありませんでした。

私はしばらくここに佇んでいましたが、
私の他には誰もおらず、時間が止まったかのような静けさの中、
何の鳥でしょうか、野生の鳥の力強い鳴き声がこだましているのが聞こえるだけ。

何だか大自然と自分が一つにしっかり繋がったような気がして、
穏やかに心満ちて、静かな涙が流れました。

・・・え?、涙もろくなったのはトシのせいだろうって?(笑)




撮影:2月19日   斜里町 ウトロ
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4、TAMRON AF 70-300/4-5.6
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by ayaya55a | 2012-03-22 23:12 | 道東 | Comments(12)
2012年 03月 20日

けあらしの朝


春になってしまう前に、いい加減冬の写真をアップし終えないと・・・
と少々焦っていたのですが、このところ札幌は真冬日に逆戻り。
今日のお彼岸のお墓参りも、冷たい吹雪きの中でした。
だからというわけでもないのですが、今少し、冬の写真にお付き合い下さいね。


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流氷に埋めつくされた港での朝。



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けあらしの中に、幻のように浮かび上がる漁港。


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けあらしが収まる頃には、
すっかり明るくなった陽光の下で、流氷も草もまぶしく輝き始めていました。




b0133447_22232914.jpgいや、もう、とにかくこの朝は寒かったです。
車の外気計は-23度、
今回の旅での最低気温でした。
この後、日中は-7度くらいまで上がりましたが、
それがもう、ポカポカ暖かく感じられたんですよね(笑)








撮影: 2月 19日    斜里町 港西町
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4、PENTAX DA *200/2.8


  
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by ayaya55a | 2012-03-20 22:57 | 道東 | Comments(10)
2012年 03月 17日

凍花


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流氷の浜辺で迎えた朝。

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烈々たる寒さの中、足元で揺れていた、凍てつく花。



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厳冬の旅で出会った、忘れられない花です。




撮影:2月19日    斜里町 港西町
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4、TAMRON SP AF Di 90/2.8 MACRO
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by ayaya55a | 2012-03-17 22:34 | 道東 | Comments(6)
2012年 03月 16日

薔薇色の時

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流氷の海で迎えたこの日の夕刻。
ほんのわずかな時間でしたが、文字通り空が薔薇色に染まった時がありました。



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それまで白く輝いていた流氷帯も、一瞬薔薇色に輝いて。



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凍りついて動かないままの海も、薔薇色を映し出します。


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そして暮れていくにつれ、流氷の海は深い青に。
強烈な冷たさの中で、小さなドラマを見たかのようでした。






撮影:2月18日     網走市 北浜
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4
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by ayaya55a | 2012-03-16 21:43 | 道東 | Comments(0)
2012年 03月 15日

流氷の海に立つ

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流氷の海に向かって立つのが好きです。

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打ち寄せる波の形そのままに凍りついた海。


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こんな雄々しい海に向かっていると、日常の自分の小ささに気づくんですよね。
この時は、もうもう激越な寒さだったんですが、
変わり始めようとする海と空の色に、そのまま見入ってしまいました。



で、流氷の写真から唐突ではありますが、ちょこっとお知らせを・・・

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本日発売の月刊誌O.tone(オトン)に私のお菓子、カメラフィナンシェを掲載して頂きました。
ご紹介下さったのは、友人で写真の大先輩でもあるainosatoさん
この号に見開きで「ぶらり散策 カメラとおやつと、ときどき市電」という、
楽しいフォト&エッセイを載せていらっしゃいます。
どうぞご覧になってみて下さいね。








撮影: 1~3枚目     2月 18日     網走市 北浜
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4
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by ayaya55a | 2012-03-15 23:23 | 道東 | Comments(13)
2012年 03月 13日

震災から一年たった日に


「黙祷・・・」のアナウンス。
あの大震災から一年たった日の14時46分、私は札幌市民ホールにいました。

目を閉じ、手を合わせると
東松島の、泥とガレキの上にスコーンと広がっていた青空、
釜石の、土台だけになった家の跡地で雑草に混じって咲いていたコスモス、
大槌町で、一緒に遊んだ子どものはにかんだような笑顔・・・

被災地で見たいろいろな光景や、感じた思いがあとからあとからよみがえってきて、
胸がいっぱいになり、涙がポロポロこぼれました。



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これは、震災のため故郷を離れ、北海道各地に避難している方々のメッセージが書かれた、
「キルト あすへのてがみ」。

札幌市民ホールで開催した「3・11メモリアルコンサート&報告会・講演会」で、
ホールのロビー部分に展示したのですが、
7色がつながって虹を作ったようすは、とても美しかったです。




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この催しは、私も運営委員として係わり、、
1200人収容のホールで、800人を目標に頑張っていたのですが、前売り券の動きは650枚と今ひとつ。
もう札幌では震災のことは忘れられかけているのかな・・・と心配したのですが、
それは杞憂にすぎませんでした。
当日はほんとうに沢山の方が入場して下さり、ピーク時にはなんと1200人!
誇張でもなんでもなく、もうぎっしりの人、人・・・




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「あなたの手で、どうぞやさしく触ってください」
キルト制作に係わった多くの人の気持ちが通じたのでしょうか、
みなさん、ほんとうに優しくキルトに触れて下さいました。


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たくさんのおとなが、こどもが、それぞれの目線でキルトに触れて・・・
ほんとうにしあわせなキルトたちです。
ご来場下さった皆さん、ほんとうにありがとうございました。


会の終了後、盛会の喜びをスタッフ全員で分かち合いながら、全て撤収。
帰路、キルトを積み込んだ車を運転しながら、
あの震災から一年たった日を、私はこういうかたちで、
素晴らしい人たちとつながりながら迎えられたんだ・・・
と、何ともいえない感慨と感謝の気持ちが湧き上がりました。

すると、またまた胸がいっぱいになって涙ポロポロ。
コラ、運転しながら泣いたら危ないだろうが!と、自分にツッコミを入れながら(笑)、
この日二度目の涙でした。







撮影:3月11日   札幌市 中央区 札幌市民ホール
PENTAX K-r + TAMRON SP AF10-24/3.5-4.5、PENTAX DA 17-70/4
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by ayaya55a | 2012-03-13 23:31 | イベント | Comments(6)