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2009年 11月 30日

道東を駆け巡る旅  その6   湿原で思う

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鶴居村を走っていたときの光景です。こんな普通の農地にも丹頂の姿がありました。
今回はこのように丹頂の自然な姿を見たかったので、給餌場や保護センターへ行くことはあえてしませんでした。
丹頂がカラスを蹴散らかす向こうには牛が横たわって。のどかです。


次にある目的地まで行こうと、舗装のしていない山道をけっこう運転して行ったのですが、
途中から、これ以上進むのは戦車でなきゃ無理でしょ・・・というほどのぬかるみ道に。
さすがにあきらめて別の場所に行こうとしたら、そこも似たような状況で。うむむ・・・
誤算というか、要はリサーチ不足なのですが。


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ああ、どうしようかな~と走っているうちに、いつの間にか光の色が変わり、風の感触も変わってきました。
そんな変化を感じ取れることさえ嬉しくて、しばらく湿原の中に立って全身でそれを味わっていた私。



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とは言うものの、時刻表を見たらたまたま近くを釧網線が通る時間だったので、こんな一枚も撮りはしましたが(笑)



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結局、前日と同じ細岡展望台で夕刻を向かえました。
シーズンオフのこの時期は、何処へ行っても湿原ひとり占め状態。


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でも、私には退屈な季節なんてひとつも無い!
あるがままの自分を受け入れてくれる湿原の中で、心からそう思ったのでした。





撮影:11月19日     1枚目 鶴居村、 2~6枚目 標茶町
PENTAX K10D +  PENTAX FA 43/1.9Limited
               TAMRON AF 70-300/4-5.6
               PENTAX FA 50/1.4
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by ayaya55a | 2009-11-30 21:15 | 自然 | Comments(10)
2009年 11月 28日

ゆく秋を惜しんで・・・    和菓子 秋の山路・晩秋・もみじかるかん



道東シリーズの途中ですが、久しぶりに手作り和菓子を。
長丁場のシリーズではグルメを挿入すると効果的らしいのですが、私のはそんな計画的なものじゃないんです(笑)
仕事のお菓子作りの合間に、季節の和菓子を折々に楽しみながら作っているのですが、
なんだかんだでアップするタイミングを逃しているうちに、いつの間にか12月も目前に・・・!
せっかくの秋の和菓子、かろうじて秋の名残がある11月のうちに・・・と、いたって計画性のないアップです。



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これは練りきりで作った「秋の山路」

練りきりをぼかし染めにして、餡を包み形成します。
色で移ろう秋を、形で山路を、それぞれ表現してみました。




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このぼかし染めという技法がシロウトにはけっこう大変で・・・
2色の練りきりを少しずつずらして折り重ねて伸ばし、また折り重ねて伸ばし・・・
この作業を延々と丁寧に繰り返していくだけなんですが、ちょっとした加減で、ぼかしがただの縞目になることも。
これは一応ちゃんとぼかせたかな。写真のボケ技法を使って誤魔化しているのもちょっとあります(笑)






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こちらは高麗しぐれを使った「晩秋」

高麗しぐれとは、餡に求肥粉、上新粉などをまぜたものをそぼろ状にして蒸し固めた生地のことで、
豊臣秀吉の朝鮮出兵の折、陶工が伝えた高麗餅が変形したものと言われています。
この高麗しぐれの生地を薄く作り、それに粒餡ベースの羊羹生地をやはり薄く流してから、巻いて固めます。


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赤と黄色の羊羹生地を紅葉と銀杏の型で抜いたものを散らし、秋の終わりの季節感を添えました。
お上品ぶって(笑)細めに作ったため、すごく巻きにくくて、しぐれ生地が少し崩れてしまいましたが・・(汗)

お味はなかなか品のよい甘さで口当たりもしっとり・・・あら、これはほんとうにお上品かも?(笑)
これなら生地や羊羹の色、上に散らすものなどの意匠を変えて、
あんなものもこんなものも、いろいろ出来そう・・・出来るわきっと!
・・・と、創作イメージだけはどんどん広がる私ですが、その前にまず、もっと巻きが上手くなるように練習しなくては(笑)







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そして最後のこちらは、素朴なもみじかるかん。

かるかんを漢字で書くと軽羹・・・
雪のように白くてふわっとした食感にふさわしい名前です。
江戸時代から鹿児島銘菓として伝わっていて、
島津藩主は婚礼や年始、賀儀などの重要な折にかるかんを用いたといいます。




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市販のかるかんは、生地を蒸しただけのものと、中に餡が入っているものとがあるのですが、
ここでは、小さなお饅頭の形に蒸し上げ、秋らしくねりきりのもみじをひらり。
さらに秋らしさを・・・ということで中の餡を紫餡にしてみました。






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せっかく北海道に住んでいるのだから紫ジャガイモで餡をと思い、そちらも試作してみたのですが。
水分量が多くてきれいな紫色にならず、紫サツマイモを使うことに。
紫サツマイモは加熱するとこのように鮮やかな紫色になるのですが、甘さはむしろ普通のサツマイモよりあっさりめ。
卵白や山芋が入って、ほんとうにふわふわ、ムチムチのかるかん生地。
蒸したての熱々をパクッと頬張ると、
そのふわふわの生地と、あっさりした紫サツマイモの餡がひとつになって、ほっとする素朴な美味しさ。
ゆく秋に飽きの来ないお味です。
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by ayaya55a | 2009-11-28 21:28 | 手作り和菓子 | Comments(20)
2009年 11月 27日

道東を駆け巡る旅  その5  湿原の風を感じて


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広大な湿原の中、ゆっくりと車を走らせます。
雪もまだ積もっていない晩秋の湿原は、さぞ荒涼としているのでは・・・
そんな予想を裏切って、ヨシが風にそよぐ光景は、とってもおおらかで柔らかで、
一緒になって風に吹かれるだけでいい気持ち。




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何があるという訳でもないのに、ただその中にいるだけで、何か心満たされる湿原の不思議さ。
その包容力の中で、純白の丹頂がゆったりと時を過ごしています。




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湿原の川べりから見上げる空は、私の大好きなもののひとつ。





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ここは何年か前の夏、うっそうと生い茂る緑の中をカヌーで通った場所なんです。
その時、生まれて間もない子鹿が川べりで水を飲んでいたのと目が合ったのですが、
たぶん子鹿も私も「!」というような顔をしてたんでしょうね、お互いしばらく見詰め合っていました(笑)
あの時の嬉しさが、私が道東の自然にひかれるようになったきっかけなんじゃないでしょうか。





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ああ、また会えたね!
今は白斑の夏毛から茶色の冬毛に変わる途中の鹿。
この湿原にいると、鹿も人間である自分も、ともに自然の一部なんだなと素直に思えてくるのです。






撮影:11月19日    標茶町 コッタロ湿原
PENTAX K10D +  PENTAX FA 43/1.9Limited
               TAMRON SP AF10-24/3.5-4.5
               TAMRON SP 90/2.8 MACRO Di

 
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by ayaya55a | 2009-11-27 15:17 | 自然 | Comments(10)
2009年 11月 25日

道東を駆け巡る旅 その4    朝日の贈り物


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塘路から茅沼への林道を駆け抜けていた時のこと。
それまで白く凍てついていた木々が、まるで眠りから目覚めるかのように煌めき始めました。



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ほんの一瞬、木々という木々がいっせいに煌めいて、息を呑むようなホワイトイルミネーションが・・・
自然からのステキなプレゼントでした。








撮影:11月 19日          標茶町 塘路
PENTAX K10D + TAMRON AF 70-300/4-5.6、TAMRON SP 90/2.8 MACRO Di
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by ayaya55a | 2009-11-25 23:13 | 自然 | Comments(10)
2009年 11月 24日

道東を駆け巡る旅  その3     丹頂のいる鉄路


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塘路で夜明けを撮った後は、茅沼駅へ。ここは丹頂が飛来する、日本で唯一の駅なのです。
秋冬はここで丹頂に遭遇する確立が高いらしいのですが、この日はどうでしょう・・・
一面に霜が降りた早朝の鉄路。誰一人いない、静かな駅です。


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あ、いた・・・
丹頂との距離を大切に、そ~っと撮ります。



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きりりとした朝の空気、白く輝く霜、丹頂と私の間に流れた静かな時間・・・
どれも忘れ得ぬものになりました。





撮影:11月19日    標茶町  釧網本線 茅沼駅
PENTAX K10D + PENTAX DA 18-55/3.5-5.6、TAMRON AF 70-300/4-5.6
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by ayaya55a | 2009-11-24 22:53 | 自然 | Comments(9)
2009年 11月 23日

道東を駆け巡る旅  その2     湖に日が昇る時

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滞在2日目、夜明け前にまた塘路湖へ。
作冬ここを訪れた時は、凍てつく湖面に腹ばいになって、氷の湖のきらめきをワイルド?に撮ったのですが、
この日の湖はまったく違うデリケートな表情を見せてくれました。


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ほんのいっときもやが立ちのぼる中、白鳥がほのかに浮かび上がって・・・
文字どおりもやもやの写真ですが(笑)、実際はほんとうに幻想的な光景でした。



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太陽がみるみる昇り始め、色彩はダイナミックな変化を見せます。


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実は2枚目から3枚目を撮る間に、サルルン展望台の一番上までゼーハー大急ぎで登って行ったのです。
かなり急なのぼり道を15分、何度も鹿の群れに遭遇しながらも、
塘路湖とサルルン沼と鉄道を俯瞰で撮りたい一心で。
時間的に、ちょうど登り始めた朝日の逆光に浮かび上がる始発電車が撮れるかな、と狙っていたのですが・・・

それが写真中央の林の茂みの中から突然電車が出て来るものだからうろたえるわ、、
あまりにドンピシャの逆光でファインダー越しでは電車がまったく見えないわ、
ピントも追いつかずこんなトホホな写真に・・・
今回の旅行での数多い誤算のひとつでありました(笑)




撮影:11月 19日        標茶町 塘路
PENTAX K10D + PENTAX FA 50/1.4、TAMRON AF 70-300/4-5.6
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by ayaya55a | 2009-11-23 23:49 | 自然 | Comments(12)
2009年 11月 22日

道東を駆け巡る旅  その1       釧路湿原へ

私が何ゆえこの時期に道東に行ったかというと・・・
今回たまたま3日間まったく自由に動ける時間が出来たのですが、さてその貴重な時間をどう使おうかと考えた時、
真っ先に浮かんだのが釧路湿原をまた感じたい!ということだったのです。

これまで真夏と真冬の二回、家族や写真仲間とともに釧路湿原を訪れて、その不思議な生命力に圧倒されたのですが、
この初冬の、おそらくは荒涼として何もない湿原を、ひとりでただ風を感じて駆け巡ってみたい・・・
そんな思いにかられての一人旅でした。

・・・などというと、あまりにカッコつけすぎですね(笑)
実際のところ、数々の誤算(というかオマヌケ)もあって、移動距離のわりには写真の枚数は撮れなかったのですが。 



#1
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車窓から。
雪が降るか降らないかという微妙な季節に、車で峠越えや長距離運転をする自信のない私。
釧路から乗ってみたいローカル線もあったので、釧路までは特急列車、撮影はレンタカーでという選択をしました。
札幌を発って4時間。釧路に近づくと車窓もこんな光景になり、ああ、湿原に近づいているんだと実感します。


#2
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釧路に着いたのは午後1時すぎ。レンタカーを借りてまずは塘路へ向かいます。
塘路湖を見下ろせるサルルン展望台。眼下に走るのは釧網線です。
一目でおわかりのように、展望台の頂上へ向かう途中で電車が来てしまったわけですが(笑)
釧路と網走を結ぶ釧網線、これに乗るのもこの旅の目的のひとつでした。
その時のようすはまた後日アップしますね。

#3
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この日は雪が降ったりやんだりだったのですが、遠くの空が明るんで来ました。



#4
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夕焼けを期待して、釧路湿原が見渡せる細岡展望台へ向かったのですが、
その途中で早い冬の日が暮れ始めて・・・
ゆったりと湿原を流れる釧路川が静かに染まります。



#5
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#6
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細岡展望台から。


#7
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日が沈んでしまった後の空の色づきに、蛇行する川が染まります。


#8
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遠く地平にきらめくのは釧路の街の灯り。

感動もいっぱいならオマヌケなこともいっぱいあったこの一人旅。
しばらくお付き合い下さいね。



撮影:11月18日    1枚目  釧路市、 2~5枚目 標茶町 塘路 、6~8枚目  釧路町 細岡 
PENTAX K10D + PENTAX DA 18-55/3.5-5.6、
              TAMRON AF 70-300/4-5.6、
              PENTAX FA 50/1.4


 
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by ayaya55a | 2009-11-22 23:58 | 自然 | Comments(14)
2009年 11月 21日

今日は降りました


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今朝の札幌は雪・・・あちらでもこちらでも早々と雪のようすが。
私の家の近所の空き地では、遅咲きのキカラシが寒そうに雪の中でふるえていました。
(事実、風に揺れて揺れて、ピント合わせに一苦労だったのです<笑)


そして・・・
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これは釧路へと向かう、特急スーパーおおぞら。
18日から2泊3日で行ってきた、鉄道とレンタカーで初冬の道東をひとり駆け巡る旅。
お陰様で無事帰って来ることが出来ました。
まだ写真の整理が出来ていませんが、明日から少しずつアップしていきますね。



撮影:1、2枚目   11月21日    札幌市 厚別区
    3枚目     11月18日    新札幌駅
PENTAX K10D + TAMRON SP 90/2.8 MACRO Di、PENTAX DA 18-55/3.5-5.6




  
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by ayaya55a | 2009-11-21 17:33 | 花  | Comments(14)
2009年 11月 17日

小さな駅で


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ローカル線の小さな駅。
駅舎もホームもほんとうに殺風景で、あっさりした雰囲気なんだけれど
ホームに咲いているお花が窓辺にそっと飾ってあったり、手作りの馬がちょこんとホームを眺めていたり。
そんな何気ない光景が心に残りました。









撮影:11月 8日  1、2枚目  日高本線 厚賀駅、  3、4枚目 日高本線 豊郷駅
PENTAX K10D + PENTAX FA 43/1.9Limited
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by ayaya55a | 2009-11-17 19:56 | 鉄子ではないけれど | Comments(8)
2009年 11月 16日

秋色の終焉


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足元にこぼれる秋の色


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これは先週の金曜日に撮ったものです。
土日に降った冷たい雨に濡れ、今日はもう落葉も小菊も茶色になっていました。
これがほんとうに最後の秋色だったんですね。










撮影:11月13日         江別市 文京台
PENTAX K10D + PENTAX FA 43/1.9Limited、TAMRON SP 90/2.8 MACRO Di
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by ayaya55a | 2009-11-16 23:05 | 花  | Comments(10)