カテゴリ:礼文島( 37 )


2010年 09月 12日

薔薇色の夜明け

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礼文で迎えたある朝のこと。
宿の布団の中でまだ半分寝ぼけたまま窓を見やると、あれ、何だかピンクっぽいけど・・・?
何が起きているのか理解出来ないまま、ボーッとカメラだけ掴んで外に出たら、
目の前にこんな光景が広がるではありませんか。




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空が、利尻富士が浮かぶ海が、みるみる薔薇色に染まる。
立ちすくんだまま胸がドキドキ。
ほんとうはもっといいポイントから撮りたかったけれど、
こういう光景はものの数分で変わってしまうだろうから、とにかく立っている場所で撮ります。




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移り変わっていくどの色も全部好きな色だった・・・
何だか神様からプレゼントされたような時間でした。













撮影:8月28日      礼文町   香深
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4、TAMRON AF 70-300/4-5.6
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by ayaya55a | 2010-09-12 22:49 | 礼文島 | Comments(6)
2010年 09月 09日

 終わる花の美しさ   レブンウスユキソウ  

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サラサラとした初秋の風が流れる礼文の野で、


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大好きなレブンウスユキソウが待っていてくれました。



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そっと種を抱いて、花としての役目を終えようとしているその姿に、
咲き始めの清らかな姿に勝るとも劣らない美しさを感じました。


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来年もここに咲くんだという静かな意志と誇り。
この凛々しい野生の花からは、なんだかそんなものが伝わってくるような気がします。














撮影:8月29日    礼文島  礼文林道
PENTAX K-7 + TAMRON SP AF Di 90/2.8 MACRO
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by ayaya55a | 2010-09-09 18:19 | 礼文島 | Comments(0)
2010年 09月 08日

初秋の林道で     



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私にとって、野に咲く花の美しさと逞しさを教えてくれたのが、この礼文島です。
8月末の礼文林道は、初夏に訪れた時の生命力あふれる賑わいとは一味違う、静かで落ち着いた雰囲気でした。

晩夏から初秋へ向かう礼文の花、思っていたよりもずっとたくさんの種類が咲いていましたが、その一部を。
紫色の花はリシリブシ。白いのはエゾゴマナ。



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夏の名残りのわずかな彩りを添えていたのは、もう終盤のトウゲブキとツリガネニンジン。



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さらさらとした風に揺れていたチシマワレモコウ。




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そしてこれから晩秋に向かって咲く花たち。
これはチシマリンドウ。高さ5センチくらいの、ほんとうに小さなひそやかなリンドウです。




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地をはうように咲くイブキジャコウソウ。小さな小さな花ですが、この時期の薄いピンクが目を引きます。




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開花し始めたばかりのエゾウメバチソウ。これも1、2センチくらいの小さな花。




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これはハナイカリ。花の形が船のイカリに似ていることから名づけられたのだそう。

初秋の花たちは華やではないけれど、ひそやかな存在感を感じさせてくれました。








撮影:8月28日   礼文島  礼文林道
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4、TAMRON SP AF Di 90/2.8 MACRO
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by ayaya55a | 2010-09-08 18:06 | 礼文島 | Comments(10)
2010年 09月 06日

夕景に浸って


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海を見下ろす丘に、ずっと一人で立って風に吹かれていたあの時。
心がヒリヒリするくらい、夕景の色が沁みた。








撮影:8月27日   礼文島  江戸屋
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4、PENTAX FA 43/1.9Limited
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by ayaya55a | 2010-09-06 17:08 | 礼文島 | Comments(14)
2010年 09月 04日

秋に出迎えられて



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礼文島へ着いた、その日に登った西海岸の岬。



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名残りの花々で、文字通り山道が埋め尽くされていました。





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二ヶ月ぶりに訪れた礼文島。
風の匂いが、光の色が、きっぱりと秋のものに変わっていました。








撮影:8月 27日    礼文島  ゴロタ岬
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4
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by ayaya55a | 2010-09-04 23:42 | 礼文島 | Comments(4)
2010年 09月 01日

恋に溺れて


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朝日が昇る中、昆布漁に出る小船。
礼文島では、昆布漁はもう終盤を迎えていました。。

夏から秋へ、静かに移り行く島。
そこで身も心もゆったりほどけさせた時間は、前回にもまして忘れ得ぬものとなりました。
帰りのフェリーのデッキの上では、またも涙ポロポロ。
ほんとにどうしましょうね・・・









撮影:8月28日  礼文町 香深
PENTAX K-7 + TAMRON AF 70-300/4-5.6
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by ayaya55a | 2010-09-01 01:37 | 礼文島 | Comments(18)
2010年 08月 13日

礼文を去るとき


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桃岩荘を出てフェリーに乗った私は、今度は送られる側です。
香深港での桃岩荘のお見送りは、ちょっとした礼文名物にもなっていて、TVでも取り上げられたりしているほど。
知らない人が見たら奇異に映るかも知れないけれど、実際にここに身をおいた私には、
送る側と送られる側の気持ちが一つになった、真摯なものだという事がよくわかります。
単なるパフォーマンスだったら、送られる私たちがあんなに胸を打たれるはずがないもの。






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船が岸壁を離れ、





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防波堤を越えると、もう互いの姿は見えなくなるし、声も届いているかどうかわかりません。
でも、きっとこんなふうに見送ってくれたのだろうと思うのです。




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ずっと沖までついてくるカモメたち。いい旅だったなぁ。






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しみじみとした気持ちでフェリーの座席に戻った私でしたが、
なんと、どこかが決壊したかのように、涙が後から後からあふれ出てくるではないですか。
ただもう、涙が止まらない。びっくりしました。






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この島で美しいものをいっぱい見て、



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人の優しさにいっぱい触れて。
そういったこと全部があたたかい光になって、心の中に残像のように輝いて。

これまで楽しいことも辛いこともいっぱいあったし、これからだってたくさんあるだろう。
でも、とにかく生きていくのは悪くない。
私は私の場所で、力いっぱい明るく生きて、また礼文にやって来よう。ぜったい、また来るんだ。

涙と鼻水でベショベショになりながら(ああ、恥ずかしい<笑)、
感謝の気持ちとともに、そんなことを思ったのでした。






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最後になりましたが・・・Special thanks for カショカショ倶楽部。
皆さんと海辺の隠れ家(全然隠れてないけど<笑)ですごした至福の昼下がり、忘れません。







最後の最後に・・・礼文ですごした時間を思う時、私の気持ちに寄り添ってくれるような歌です。
よかったら、お聴きになってみて下さいね。




礼文の写真に長々とお付き合いいただいて、ありがとうございました。
お盆までになんとか〆たいと思い、強引に間に合わせたという感じですね(笑)
たくさん撮ったお花とか、まだアップしてないものもありますが、それらはまたいずれ。














撮影:1~5枚目 7月 4日  礼文島~稚内行きのフェリーより
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4
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by ayaya55a | 2010-08-13 00:02 | 礼文島 | Comments(24)
2010年 08月 12日

出発の朝

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桃岩荘を発つ朝。
出発の準備を全てすませたら、礼文を去りがたい気持ちが、あらためて胸にわいてきました。



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礼文島には海を見下ろす小さな祠が至る所にあり、それがとても印象的だったのですが、
桃岩荘の裏手にもありました。



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海に面した炊事場もありました。
もう少しここで過ごしたかったな。


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そうこうするうちに朝一便のフェリーの時間が迫ります。
車で来ている私は、フェリー乗り場まで歩いて行かれる皆さんをここでお見送りし、その後出発することに。
桃岩荘らしく、歌と笑い声にあふれるお見送りです。

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「行ってらしゃ~い」
「行って来ま~す」
送る側と送られる側が、何度も何度も声を掛け合います。

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坂を上る姿がだんだん小さくなって、声もだんだん遠くなって・・・それでも声を掛け合います。
声が山にこだまして響いてくるんです。
「行って来ま~す・・・」に続いて、「桃岩荘、アッホー・・・」なんて響いてきたっけ(笑)


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「行ってらっしゃ~~い!」・・・

去って行く人々の姿が見えなくなってもなお、「彼らに声は届くはず」と、お腹の底からあらん限りの声を出す。
こんなふうに、送り送られる・・・明るくて、ちょっと切なくて。
胸に響くお見送りでした。











撮影:7月4日    礼文島 桃岩荘
PENTAX K-7 + PENTAX DA 17-70/4、PENTAX FA 77/1.8Limited
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by ayaya55a | 2010-08-12 01:10 | 礼文島 | Comments(8)
2010年 08月 10日

 礼文 心の記憶   その2 

昨日と同じ、礼文を発つ朝に撮った桃岩です。


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様々な人生が交錯した囲炉裏端。
いろいろな人がほんの一瞬出会い、何かを交換し、別れていく。
別々の世界に戻っても、その思い出がずっとそれぞれの心を温めてくれる。
ここはそんな場所なのかなと思います。











撮影:7月4日   礼文島 桃岩
PENTAX MZ-5 + PENTAX FA 43/1.9Limited
NEOPAN 400 PRESTO
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by ayaya55a | 2010-08-10 22:34 | 礼文島 | Comments(10)
2010年 08月 09日

礼文 心の記憶   その1

桃岩荘で一夜を過ごした翌朝。
この日の朝のフェリーで、もう礼文を発たなければなりません。
それまで、楽しさのあまりちゃんと写真を撮っていなかった私は、
少し早起きをして、桃岩荘とその周辺をモノクロフィルムで撮ってみました。
単なる風景としてではなく、自分の心の記憶として、焼付けたかったのです。



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この朝も霧。勢い良く生い茂った草が、風に大きく揺れていました。



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モノクロの桃岩、明日も続きます。






撮影:7月4日    礼文島 桃岩
PENTAX MZ-5 + PENTAX FA 43/1.9Limited
NEOPAN 400 PRESTO
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by ayaya55a | 2010-08-09 23:58 | 礼文島 | Comments(8)