2010年 05月 05日
子どもの日と言えば真っ先に思い浮かぶのが、青空を力強く泳ぐ鯉のぼりですよね。 これは先日のラフティングの時泊まったペンションの近くの光景ですが、 こんなに雪が残っている中で悠々と泳ぐ鯉のぼりは、まさに北海道ならではと言えるでしょうね。 (撮影:5月3日 占冠村) そんな雪の残る中を泳ぐ鯉のぼりをイメージして作ってみた、和菓子「鯉のぼり」。 羊羹の土台に白い練りきりで鯉のぼりを模したもの。 白メインの色合いが雪のイメージかな、と。あくまでイメージということで(笑) 練りきりの細工で鯉のヒゲや鱗を、羊羹で眼を。 細かい作業をアップでお見せしようとしたのですが・・・ う~ん、鯉の顔のアップ、なんだかちょっと微妙でしたね~(笑) そしてこちらは「べこもち」。 北海道と東北の一部では、子どもの日のお菓子と言えばこれなんですよね。 他の地方で子どもの日に柏餅を食べるように、こちらではこのべこもちを食べます。 愛知出身の私は、北海道に住むまで見たこともありませんでした。 これも、以前アップした「すあま」同様、上新粉と砂糖をひたすら搗いて作る弾力のある生地。 白生地には上白糖、黒生地には黒砂糖が入り、二色の生地を合わせることから、 べこ=牛にちなんでこの名前がついたと言われます。 道南などでは黒一色で作られることもあり、その色がべっ甲のようだからべこもちという説もあるそうです。 形は左の木の葉型ものが一般的ですが、和菓子店などでは右の手まり型のものも。 木の葉の形は左のように木型を使って作ります。 残念ながら今ではもう、北海道に和菓子の木型を作る職人さんがいなくなってしまいました。 手まりの形は、右のように型を使わずに二色の生地を放射状に合わせて作ります。 それを、こんなふうに熊笹の葉に乗せるのが私流のこだわり。 この熊笹という植物、笹のオバケのような葉をしていて、北海道ではそこらじゅうに自生しています。 冬の間も葉を落とすことなく、春になると雪の下から現れてくる様子に、毎年静かな感動を覚えるんですよね。 新しい葉が出るのはまだしばらく先で、夏が近くなってから。 一冬雪に埋もれて頑張った葉を、丁寧に洗い、痛んだ部分を少しカットして使います。 熊笹の生命力を子どもにも・・・毎年そんな気持ちを込めて作るべこもちです。
by ayaya55a
| 2010-05-05 20:37
| 手作り和菓子
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